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おまけパートができるまで
前回パートでソリチュードの従士クエストは一旦中断となりましたが、ソリチュードと言えばあの人、シェオゴラスが絡んでくるデイドラクエストが有ります。
戦闘も一切無いですし、報酬であるワバジャックも使うつもりは無いので本編にはまったく影響しないクエストではあるのですが、前作Oblivionとの関係も深いので、おまけパートとして急遽組み込むことにしました。
当初の予定ではただ会話をつなぎ合わせるだけですぐ終わると踏んでいましたが、色々解説も入れたらそこそこ大変でした。
デルヴェニンの悩み(0:13〜)
ソリチュードのブルーパレス近くの通りに、デルヴェニンという人物がうろちょろしています。
話をすると、彼の主人が休暇と称して何年も戻って来ないとか。
何だか良く分かりませんが、その主人の説得とやらを依頼されます。
なお、ここで手に入る「ペラギウスの寛骨」は前作OblivionのDLC、「シヴァリング・アイルズ」にて珍品の一つとして登場していました。
これを持っていれば、主人とやらの興味を引けるのでしょうか?
主人が居ると言う「ペラギウスの羽」への鍵は、ブルーパレス関係者から貰う事ができます。今回はファルク・ファイアビアードを。
ウルフスカル洞窟をクリアしていれば、無条件で鍵をくれます。
ただ、ファルクによると何百年も封印されているとのこと。デルヴェニンは主人がここに居ると言ってましたので、ちょっと矛盾してますね。
中に入ってみると…?
シェオゴラスの登場(2:56〜)
ペラギウスの羽の中を歩いていると、突然開けた場所に出ました。
そこにいたのは「シェオゴラス」と「狂王ペラギウス」。
ちなみにコメントでも指摘されておりますが、「ペラギウスの羽」の羽は、建物側面の翼廊を意味します。なので「ペラギウス棟」あたりが妥当かと。
シェオゴラスは初っ端から喋りまくってます。最初の会話は、シェオゴラスが前作Oblivionの主人公である事を示唆する内容となっております。
その当たりは対応は動画をご覧ください。
ただし、同一人物であることは明確になっていないので、後はプレイヤーのご想像にお任せします、という事でしょう。
狂王ペラギウス(7:00〜)
さて、シェオゴラスと話していた男、ペラギウス三世はかつてのタムリエル皇帝です。
普通ペラギウスと言えばこの3世を指す位有名で、狂王として恐れられていました。
彼が何故狂ってしまったかは、恐らくはポテマの呪いであろうと考えられます。
動画の中では狂気の原因となったと思われるポテマと、それに関連してレッド・ダイヤモンド戦争について解説しました。
ここで、動画内で説明し切れなかったレッド・ダイヤモンド戦争後の事について触れておきます。
ペラギウスはポテマ討伐戦に従軍した功績から、ソリチュード王となります。同時に、彼の奇行が目立ち始めました。
その後、ペラギウスはダークエルフの貴族、カタリア・ラシムと結婚します。
これは彼の父であり11代タムリエル皇帝であるマグナスの命令によるもので、一つはダークエルフとの関係強化、そしてもう一つはペラギウスの乱心を隠すことができる優れた政治家であったため、のようです。
その後、父マグナスが死去し、ペラギウスはソリチュードから帝都へ赴き、12代タムリエル皇帝となりました。この時26歳。
マグナスが予見した通りペラギウスに政治が出来るわけも無く、実際の統治は妻カタリアと元老院の手で行われました。
かといって公の場には出なければならなかったのですが、彼が謁見した使者に噛み付くなどの行動に出てしまったため、皇帝の座についてから僅か2年後、彼は病院へ送られ、カタリアが摂政となります。
ペラギウスの狂気は収まることも無く、34歳で死去。妻カタリアが13代皇帝となり、初めてセプティム家以外の人間が王位につくのでした。
さらにカタリアが亡くなった後はペラギウスとカタリアの息子、キャシンダールが14代皇帝となりますが、病弱のためすぐに死去。弟のユリエル4世が15代皇帝となります。
しかしこのユリエル4世はカタリアの再婚相手(ブレトン貴族ガリベール・ラリアート。一応セプティム家の傍系)との子であり、セプティム家の直系はここに途絶えます。
ちなみにペラギウスの命日は「正気を失ったペラギウスの日」とされていて、この日は愚行をしても良い、というエイプリル・フールのような扱いになっているそうです。
うーむ、可哀想なペラギウス。
ペラギウスの心を救う(13:41〜)
この後は、今もまだ狂気の中で苦しむペラギウス三世の苦しみを救う事になります。
というか、シェオゴラス自身も出られなくて困っているので、ゆっくリンデに出口を探して欲しいようです。
三つの門に入って、ワバジャックを使ってそれぞれのペラギウスの問題を解決します。
そんなに難しいことをする訳でもないので、詳しいことは動画の方で。
帰還(19:38〜)
三つの問題を解決する事で、帰れるようになります。
いつの間にかシヴァリングアイルズに着いたらしく、シェオゴラスとはここでお別れです。
デルヴェニンも登場。実はこの人、前作Oblivionでも出てきていた人で、シェオゴラスの部下でした。
シェオゴラスは別れ際にワバジャックをくれます。
そして名言「一期一会のトゥルットゥー!」と共にお別れ。
これにておまけパート完了です。
おまけとは言え、シェオゴラスの素材は非常に豊富なので…今後も同行して頂くことにしました。
本編の方は、モーサルに場所を移すことになります。
コメント返し
場所 | 頂いたコメント | 回答 |
デルヴェニンの悩み | 誤訳の数々 | 相変わらずと言えば相変わらず。 ひとまず「羽=Wing」だけは上で補足説明入れときました。 |
デルヴェニンの悩み | (ペラギウスの寛骨は)珍品博物館から持ってきたのか | そこに気付くあたり、素晴らしいオビリビオンウォーカー。 そう、前作DLCで珍品として登場した品物でした。 |
シェオゴラスの登場 | 前作との関連:「血」の考察 | シェオゴラスが言及したキーワードの内、「血」については特定が出来ないので外しました。 並びで言うと恐らく戦士ギルドなんでしょうけどね。 |
シェオゴラスの登場 | 前作との関連:Oblivionのシーン | この撮影のためにOblivionを引っ張り出しましたが、やっぱり今でも良いですね、Oblivion。 前作では魔法を作って遊んだものです。ちなみにお気に入りは地面に撃って使う事を想定した、麻痺+魔法耐性100%ダウンの罠…思えばこの頃から既に。 |
シェオゴラスの登場 | シェオ爺人気 | 前作主人公説関係無しに、納得の人気、シェオゴラス。 本来のぶっ飛んだ人格もさながら、声優の本気が遺憾なく発揮されていますね。 |
狂王ペラギウス | レッド・ダイヤモンド戦争 | 既にポテマが登場してますし、やっつけですが解説を付けてみました。 ここのBGMは前作Oblivionより「Auriel's ascension」 物悲しい曲の感じが、レッド・ダイヤモンド戦争の悲しい顛末にぴったりかと思いました。 かなり省略した筋書きですが、コメントを見ると皆さん細かいとこまでご存知で、さすがです。 ちなみに、ペラギウスの父マグナスは、目や杖のマグナスとは一切関係ありません。 |
ペラギウスの心を救う | 黒パン考察 | 笑いどこかと思いきや、象徴的なものらしいですね。日本人の感覚だとよく分からないですが。 私も勉強になりました。 |
全般 | 解説感謝、等 | ありがとうございます。会話ばかりで見所が無いかなと迷ったのですが、おまけと言う形で動画にして良かったです。 私は歴史小説とか好きなので、例えゲームでもこういう歴史的な設定があるとつい解説したくなっちゃいます。 今後も、世界観がしっかりとしたゲームが増えると良いですね。って製作者が大変でしょうけど。 |
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